2005/12/14 |
購入価格 14,200円 |
カーボン巻きとかカーボン調模様等には本来嫌悪感を覚えるのだが、 ばっくり割れたエロいデザインに引かれて衝動買い。 ともかくしなる。ポストに組み付ける前はグニャグニャで、 これでは剛性不足でペダリングに影響するんじゃないかと思った程。 シートポストに組み付けるとレールががっしり固定されるので、 グニャグニャにしなる、ということは無い。 それでも一番細くなってる部分は指で押すだけでたわむし、 ケツを載せる部分も手で内側に曲げると簡単にしなってくれる。 構造から予想されるような左右独立して上下運動する、 というよりはケツの重みで後部が左右独立して内側にねじれる、という感じ。 なるほど、このたわみ方は後部がばっさり切れていないと実現できない。 パッドの厚みはこの重量クラス(公称210g)にしては厚く、 とくに先端の尿道を支える部分はかなり軟らかくなっている。 肝心の使用感であるが、ポジションがはまればどんな拷問サドルでも快適なのは散々既出。 このサドルは長距離でつかれてポジションがずれてきた時にもそれなりの快適性を保ってくれる。 アリオネは坐骨を置く位置の変化に寛容だが、これは骨盤の角度に寛容にできている。 つかれると上体が起きて重心がケツの真上にくる人にはもってこい。 すくなくとも私にはエッジの違和感や座面積の減少に伴う坐骨への負荷の集中は感じなかった。 組み付け時のコツとしては、 乗車時にかなり後部がしなるので若干前傾きつめにするとちょうど良い。 コスト増と外見の悪化を招く無駄なカーボン調の装飾をやめて実売10000円程度であれば、 神サドルとして君臨できる実力を備えている。 |
価格評価→★★☆☆☆ 評 価→★★★★★ |